タイプフェイスデザイナー・味岡伸太郎氏による連続キャラバン講座「文字術講座」が、東京・名古屋・京都・大阪・熊本など全国11会場で開催されます。

ここ2、3年の間に味岡氏が制作した書体を題材に、日本のタイプフェイスとタイポグラフィについて語る講座。会場によっては外部からの聴講も可能です。日程と参加方法をまとめてご紹介します。

味岡伸太郎氏について

味岡伸太郎氏

1949年、愛知県生まれ。精神的・物質的に自然を主題にした美術作品と、タイプフェイス・タイポグラフィを主としたグラフィックデザイン、建築デザインなどを並行して手がけてきました。画家・山口長男の「美術に係わることでデザインが大衆に迎合しない。デザインに係わることで美術が社会との接点を見失わずにすむ」という言葉を、活動の基準にしているそうです。

講座内容

1984年発表の仮名書体「小町・良寛」は、漢字と仮名という全く構成要素が違う文字を使う、日本語表記の特徴から発想した「日本語書体の多様化」への提案でした。それはまた、自ら使う書体は自ら作るという信念の具現化でもあります。それから約45年、その考えは進化を続けてきました。

2018年の「味明」以来、本文組用ゴシック「Book」を含む230種もの「味かなシリーズ」。水平垂直45度の「方眼」に、円弧による仮名の「方眼S」。良寛の漢字書を直線で再現した「寛」。そして欧文先行で始まった国際金融WISEの制定書体「WISE SANS JP」――アルファベットと日本語の混植の指針となるこれらの書体を通して、日本のタイプフェイスとタイポグラフィのあり方を語ります。

開催スケジュール

全11回のうち、現時点で日程が決まっているのは以下の10会場です。最新情報は、味岡氏の公式サイトをご確認ください。

熊本 崇城大学

2026年9月16日(水) 14:30-16:30
崇城大学芸術学部 O号館ホール
外部聴講可(一般聴講の方はお申し込みはこちら

大阪芸術大学

2026年9月17日(木) 13:30-15:00
外部聴講不可

ミームデザイン学校

2026年10月10日(土) 17:00-20:00
青山ブックセンター本店 大教室
参加費無料(要事前申込み、ミームデザイン学校HPの特設ページから)

名古屋造形大学

2026年10月26日(月) 16:20-17:50
名古屋造形大学内ホール(最大300名程度収容可)
外部聴講可

武蔵野美術大学

2026年11月2日(月) 16:30-19:40
武蔵野美術大学美術館・図書館ホール
外部聴講可

MEBIC クリエイティブネットワークセンター

2026年11月4日(水) 19:00-21:00
大阪メビック(大阪産業創造館)
参加費無料(要事前申込み)・外部聴講可
お申し込みはこちら

桑沢デザイン研究所

2026年11月18日(水) 18:00-21:00

愛知県立芸術大学

2027年2月5日(金) 12:50-14:20
外部聴講不可

同志社女子大学

詳細企画中

名古屋都市センターホール(アート&カルチャー金山2026)

詳細企画中

味岡伸太郎氏の書体づくりへの哲学と、日本のタイプフェイス・タイポグラフィの歩みを聞ける貴重な機会です。お近くの会場でぜひ聴講してみてはいかがでしょうか。最新情報は味岡氏の公式サイトで随時更新されます。

味岡伸太郎 文字術講座